脊髄小脳変性症の症状としては主に運動失調が起こります。それは、運動の調節をする小脳や脳幹から脊髄にかけての神経細胞が破壊されていくからです。例えば、歩行障害や四肢の失調(思い通りに手足が動かせない)、ろれつがまわらなくなる構音障害、またパーキンソニズムと呼ばれる特有の運動障害などがあります。この脊髄小脳変性症には他にも様々な症状が起こります。その一つに、自律神経障害があります。これは自律神経の神経細胞が破壊されることが原因で起こります。例えば、急に起きるとめまいが起こる起立性低血圧、睡眠時に呼吸が停止する睡眠時無呼吸、発汗障害、排出障害、蓄尿障害、失神などの症状が起こります。これらの運動失調、自律神経障害などの症状は、徐々に進行していきます。現在、この病気を完治する・進行を止める治療法は見つかっていません。ですから、治療としてはこれらの症状に対する対症療法として薬物療法やリハビリが中心として行われます。症状を和らげるためにもこれらの治療を受けることはとても大切です。
‘症状’ カテゴリーのアーカイブ
自律神経障害
2010年6月16日 水曜日眼の症状
2010年6月12日 土曜日眼を使うことはよくあると思いますが、普段あまり意識せずに動かしていますよね。この眼の運動は脳によって行われています。この眼の運動調節をしている器官として小脳があります。小脳は主に知覚と平衡・筋緊張・随意運動の調節などをしています。ですから、小脳が障害を受けると運動や平衡感覚に異常がおき、精密な運動ができなくたってしまいます。小脳を障害する病気の一つに脊髄小脳変性症があります。この病気は、小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞を破壊する病気です。この病気にかかると眼球運動の異常を起こします。例えば、姿勢を変えたり体を動かしたとき、特定の方向を見た時などに目が細かく揺れたりする眼球振盪と呼ばれるものや、外眼筋麻痺などの症状が起こります。これら以外にも、脊髄小脳変性症は歩行障害や四肢の失調、ろれつがまわらないといった構音障害などの運動失調を中心とした様々な症状が起こります。非常にゆっくりと進行する病気ですが、早期の治療が症状を和らげる・遅らせるためにも大切です。
脊髄小脳性変性症の主な症状
2010年6月8日 火曜日神経疾患の一つに脊髄小脳変性症という病気があります。この病気は、とてもゆっくりと症状が進行し、運動失調を主症状とします。運動失調といってもピンとこないかもしれませんね。では、脊髄小脳変性症の具体的な症状について紹介します。運動失調として、次のものがあります。まず、歩行障害があります。歩行時にふらつき、転倒することが多くなります。次に、四肢の失調で、手足を思い通りに動かすことができなくなります。また、構音障害も起こり、ろれつがまわらなくなるなどの症状が起こります。その他にも姿勢反射失調、眼球運動の異常、振戦(ふるえ)、筋固縮などの延髄機能障害や起立性低血圧、睡眠時無呼吸症状、発汗障害、尿失禁といった自律神経障害も加わった様々な症状が起こります。現在、この病気を完治する療法は見つかっていないため、対症療法が基本になります。また、病気は数十年単位でゆっくりと進行していくので長期の治療が必要になります。